STAFF INTERVIEWスタッフインタビュー

ADの本音

もうすぐ1年経ちますが、業界に入ってみてどうですか?良かったことと悪かったことは?

良かったのは、入社してすぐのスタジオ見学で関ジャニ∞の村上信五さんに会えた事です。「こんなに早く会えるんだ!」と思いました。

あー、なるほどね。對馬、クールな感じするのに意外とちゃんとイケメンが好きなのね。将来はディレクターになりたい?プロデューサーになりたい?

ディレクターです。

それは業界入る前と後で変わった?

元々ディレクターになりたかったんですけど、この仕事を始めて、さらにはっきりディレクターになりたいと思うようになりました。やっぱり中身の演出がしたいです。

今まで何番組か担当してきて、どれが良かったとかある?

今担当しているのが『フルタチさん』というレギュラー番組なんですけど、レギュラーだと短いスパンで編集があるので、ありがたいなって。それまでは3本特番を担当したのですが、サブ出しや本編の編集に入っても上の人に頼りきりだったんですよ。今は担当回の度に編集に入れてとても勉強になっています。

2年目になることへの期待と不安はある?

1年目に比べて仕事も慣れてきたので、任せてもらえる仕事の量が増えるのかな?っていう期待をしています。

それは年次っていうより日頃の信頼度だけどね。

あー、それは足りないかもしれないっすね!

一同 ………。

誰もフォローしないんだね。

僕もビックリしました。

一同 (笑)

あとは…、不安ではないんですけど…1週間編集に入るときに「ご飯どうしよう」って。それが悩みですね。

箱メシね。

1週間の献立考えるじゃないですか。

献立…(笑)

「今日カレーにしようかな?でも重いかな?夫馬さん(=ディレクター)はやっぱり蕎麦なのかな?」とか。夫馬さん、宝喜家の蕎麦が好きなんです。でもやっぱ宝喜家以外も食べたいじゃないですか。

棚原が? エディターさん(=編集マン)が、とかじゃなくて?

エディターさんじゃなくて、僕が、ですね。 僕、ターリー屋のカレーが好きなんで。だから、ターリー屋をどこで挟むか、いつもそればかり考えてる。

僕は『TOKIOカケル』っていう番組をやってたときフジテレビに常駐してて、今会社に戻って特番を何本か担当させてもらったんですけど、「次はどんな番組を担当させてもらえるんだろう!」と期待しています。色んな番組に関われるのが楽しみです。あと、自分の下に後輩がついたら、自分は新しいことにも挑戦できると思うので、それも楽しみです。

テレビ局に常駐するのと社内で働くの、何か違いは感じた?

ディコンは社内作業のときわりと静かなんですけど、局はずっとテレビついてるし、みんなひたすら大声で喋ってます。あとは、局に常駐していると番組関係なく色んな繋がりができますね。別番組同士でフットサルしたりします。

違う番組とパイプが出来るのはいいよね。

あっ、そういえば僕、この仕事始めてから凄く太りました。

何で太ったの?

まず、食べる時間が遅くなったっていうのと、色々美味しいお店に連れてってもらえる機会が増えたので。3食以上に食べるし、ご飯を食べたあとにお菓子とかも食べるんです。編集に入ると常に目の前に食べ物が置いてあるのでひたすら食べてますね。ご飯を食べる時間が不規則だから、お腹が空いて間に食べちゃうんですよ。

何キロぐらい太った?

1年で5キロ以上はいってると思います。量ってないので分からないんですけど。

私も『ミライ☆モンスター』を担当し始めてから太りました。地方ロケに行く度に、普段食べられないような贅沢なグルメを堪能できるんですよ。しかも自分の財布は痛まない。

一同 いいなあ!!!

そういうのはあるよね。ディレクターによっては、地方ロケの夜はちゃんと美味しい店を仕込んでおかないとロケの機嫌が悪くなるから(笑) ちなみに『ミラモン』って忙しそうだけど、実際どうなの?

日帰りの地方ロケが多くて、仕込みも結構大変なんですけど、会社にこもっているより外に出る方が好きなので楽しいです。

棚原はこの1年間で3人の先輩の下についたけど、それぞれどうだった?

1番始めについた先輩は結構細かかったです。それだけちゃんとされてるってことだと思いますけどね。次の先輩は聞かないと仕事を教えてくれない人でした。でも聞きに行ったら案外嬉しそうに教えてくれました。

棚原は基本、先輩をバカにしてるよね(笑)

いやいやそんなことないです!!今の先輩は…僕が困ってたら自ら教えてくれますね。聞きに行くとかじゃないんですけど、僕が困ってたら隣の席で「こうやった方がいいんじゃない?」って。

なるほどね。

業界的には仕事を教えてくれる感じではないじゃないですか。「見て学べ」とか「自分から聞きに来い」とか。だけど僕は後輩ができたら進んで教えてあげたいです。何も教えてもらえないまま仕事を振られて、結局できなくて怒られて…っていうのを経験しているので。

ちなみにこの中で誰が1番早く出世しそう?

一同 (無言で對馬を指す)

すごいね!全員、對馬。對馬は誰だと思う?

冨田です。業界的に、上に好かれるのも大切かな、って。初対面でも印象いいし、多分100点なんで。

確かにね。上のイジリを面倒臭がらずにマメにレスポンスしてくれるからね。山下は最近全然返してくれないよ。「最近、完全に俺のこと無視するよな」って言ったら「それ…言うけど、逆に逐一返事して欲しいんですか?」って言われる(笑)

私は真面目に仕事してるんでー。

そうそう!みんな、ちゃんと休めてる?

『ミラモン』はロケ・編集・収録が続いてたらなかなか難しいんですけど、あまりにもロケが続いてたら「この日収録だけど休んでいいよ」とかって言ってもらえます。終日休みが難しかったら、半休とかももらえます。

僕は、冨田が入ってきてくれたから全然休めるようになりました。うちの番組もスタッフの休みに関しては何回も問題になって、その度にプロデューサーと話し合って。今は完全にローテーションになってるんで、自分の担当ネタがずっと先まで全部分かるようになってるんです。だからスケジュールも組みやすいし、休めるようになりました。休みが急に飛んでも代休がもらえます。

山下は、最近『クイズ!脳ベルSHOW』に変わったけど、どう?

前はフジテレビのゴールデンのレギュラーをやっていて、他社との交流があったのが凄く楽しかったです。先輩も凄く細かく教えてくれて、周りの会社の人も助けてくれて。

なるほどね。

ただ、前の番組は自分が質問しなくても先輩たちが教えてくれてたんで“自分の分からない部分が分からなかった”んですよ。仕事も与えられたものをやる、っていう感じで。それで今の番組に移ったときに編集の仕方とかリサーチとかも全然分かってなくて。結局1から覚え直しでした。今のチームは聞かないと教えてくれないんです。だから自分が分からないから聞く。そうすると自分のミスに気付きやすいんです。

じゃあ最後に、業界に入って驚いたことを教えてください。

1つの番組に制作班が沢山あることに驚きました。1つの番組は1つの会社で作ってると思ってたんですよ。

はい!番組を作るのは、すっごい時間がかかります!編集も24時間体制だし。

私は美術さんですね。あの大きいスタジオセットを収録のたびに建てて、終わると解体して…を毎回繰り返すんですよ。あとはカメラ台数の多さとスタジオの狭さですかね。

エレベーターに普通にタレントさんが乗ってくるのもビックリしました。あと、美術さんて本当に凄い!何を発注しても作ってくれるんです。

確かに!

極楽とんぼの加藤さんとスタッフリハ(=本番前にスタッフが本番同様にリハーサルをすること)でやり取りもしました。あ、それで言うとスタッフリハ自体も驚きでした。「こんなに喋らなきゃならないの!?」って。演技もしなきゃならないし。

あと、私は絶対に見切れないでおこう!と思ってたのに、結構「(テレビに)出て」って言われることが多いのにもビックリしました。

僕は…フジテレビの受付の女の子の可愛さにビックリしました。

クローク(=出演者控え室)の受付の女性たちも美人だもんね!

そうそう、用がなくてもクローク前を歩いちゃう。あっ、もちろんディコンの方々もお綺麗ですよ。